【経験談】腰痛持ちに言ってはいけない7つのNGワード
こんにちは、ノアです。
過去20年で日本の腰痛人口は急増している様子で、今では人口の1/5が何らかの腰の痛みに苦しんでいます。
✔ 腰痛人口=2,770万人(日本国内)
って聞くと、かなりリアルな数字ですよね。
多分この記事を読んでいる方も同じような痛みを経験したことがあると思います。
もくじ
不思議(?)なNGワード例
僕個人の話をすると、「もう医学的に治せません」という診断を受けてから14年近くが経ちました。
当たり前ですが、それまでの葛藤と努力、工夫の量は正直言って人並み以上だと思っています。そして最近ようやく「治らない」という事実を受け入れました。
そんな僕に対するNGワードはこれです。
✔ まだあきらめないで!
「わかる!」「え、なんでNGなの?」という2つの声が聞こえてきますが、後者のように感じた方には特に、この記事は有益になると保証します。
詳しく解説していきます。
☑ 7つのNGワード
※手っ取り早く「どうして欲しいのか」を知りたい方は【まとめ】まで飛ばしてみて下さいね。
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「ちょっとこれ持ってきて」

まず一つ目が日常的にありがちなフレーズであるこちら。
「ちょっとこれ持ってきて」
チューリッヒ大学の研究によって、腰痛と診断された内の2/3名が実は腰ではなく精神面に問題が起きている、という事が証明されています。
何はともあれ僕たちのように根が真面目な日本人は、「ちょっと」と言われると断れないことがあります。
腰痛を抱える人間が重いものを持つなんて言語道断ですが、今までの経験で1つのことがはっきりしました。
✔ 今まで “ちょっと” だった試しがありません
逆切れされた話
僕はいつだか「じゃあ何なら持てるんだよ?」と逆切れされたことがありました。
とはいえ、そういう方に腰痛持ちにとっての【重いもの】がわからないのは当然のことです。
理由は、痛みを知らないからです。
そんな方にプロ腰痛師から1つのアドバイスを授けます。
✔ 何も持たせないようにしましょう!
ある人にとっては5㎏の米が重いもの、あるいは1㎏の段ボールが重いものです。そもそも前かがみになる事自体NGの人だっています。
腰痛持ちに重いものを持たせるのは、ペンギンを上空から放り投げるくらい無謀な行為です。やめておきましょう。
「廊下に立っていなさい」

これは僕が小学生の頃によく言われていた、という事実はさておき、要点をまとめるとこうです。
✔ 長時間立ち続けるのはNGです
あえて仰々しく言うと、僕には一時期 “専属の整体師” なる方がいて、ある時その方から衝撃的な事を言われたことがあります。
それは腰痛持ちにとっての『ベストな姿勢』についての会話の最中でした。
ベストな姿勢とは?
僕は学生の時に腰を悪くした関係もあって、10代の頃から常に自分が一番楽な姿勢を見つけるようにしていました。
そしてついに見つけた姿勢が【ヤンキーのような姿勢】でした。
簡単に説明すると、以下のような姿勢が僕にとってのベストな姿勢です。
- 片足に体重をかけて立つ
- 深く腰を掛けて座る
- 椅子の上に足を乗せる
ご存知の通りこれらは全て、一般的には “腰に悪い姿勢” と言われていますが不思議なことに僕にとっては一番楽な姿勢でした。
そしてその話をした時に整体師の方がおっしゃった言葉がこうです。
“あなたにとってそれが楽なら、それがあなたの身体にとってベストな姿勢ですよ”
医学的な見解が知らず知らずのうちに “常識” として世の中に入ってきますが、実は医者にもあなたの身体の全てはわかりません。
もっと言うと、医者のほとんどはその痛みを知りません。
そのためリアルな痛みを知っている僕が、積み重ねた痛みの経験から無理やり話を戻していきます。
なぜ立ち続けると痛むのか?
結論を言うと、頭の重みなどの負荷が全部腰にいくからです。
長時間立ち続けると、重力の関係で重たい頭や肩などの負荷が痛みとなって腰に集中していきます。
これはこの後で紹介する2つも同様なのですが、先にポイントを伝えておくとこうです。
✔ 長時間ずっと同じ姿勢をするのは絶対NGです
『立つ』の次に『座る』の姿勢について解説をしていきます。
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「座って待ってて」

腰痛持ちにとって座って待っている、という事は想像以上にハードです。
理由は、座る=同じ姿勢を続けることで、大きな負荷が腰に集中していくからです。
具体例を出していきましょう。
【悲報】病院で腰痛が悪化した件
僕はかかりつけだった医師の方の紹介で今はとある大型総合病院に通っています。
大きな病院に行かれている方は良くご存知だと思いますが、かなりハイレベルな治療がある代わりに1つのデメリットがあります。
✔ 待ち時間がとにかく長い
僕は過去最高だと約3時間も診察を待ち続けたことがあります。
もちろんドクターに「最近どうですか?」と聞かれた時は「今、かなり痛いです」と答えました。
どれだけ座り心地の良い椅子であっても、長時間同じ姿勢をキープしていると腰にはかなりの痛みがくるものです。
「うつ伏せになって下さい」

腰痛の治療の中でもかなり効果が高いと噂の『針・灸』などは共通して横になる時間が長いです。
うつ伏せになるのと仰向けになるの、どちらが良いのかという質問は多いですが、答えはまちまちです。
『立つ』『座る』同様、『寝る』姿勢でも長時間続けることで以下のような事が起こります。
- 血液の流れが悪くなる
- 筋肉が固まってくる
- 筋肉や骨の圧迫で神経痛が起きる
僕のような分離症にとっては神経痛が人気ナンバーワンですが、血行不良なども勝るとも劣らない人気を博しています。
とはいえ、寝る時など腰の負担を最適な方法で軽減してくれるようなグッズももちろんあります。
僕の体験談も交えつつ以下の記事で紹介しているので参考までに。
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「磯野、野球しようぜ!」

これは言わずもがなですが、若者に特に多いNGワードですね。「一緒にスポーツしよう!」というお誘いです。
NGというか、申し訳ないけど気を付けてもらいたいお誘いです。
理由は単純で、スポーツでテンションが上がると確実に無理をしてしまうからです。
カツオ君と同じです
大前提として、スポーツをテンション下げてやる人はいませんよね。
どうせやるなら大はしゃぎして走り回りたいところですが、カツオ君には必ずサザエさんがあとを追いかけて来るわけです。
次の日には大きな雷が腰に落ちてくる経験は、僕でなくてもしたことがあるのではないでしょうか?
スポーツの中でも特にやっていはいけないものがいくつかありますが、下で紹介するものは絶対に知っておいて欲しいことです。
危険度はレベル5です。
詳しく見ていきましょう。
「ドーン!」

意外にもわかっているようでわかっていないのが、 『強い衝撃を与える』ことの危険性です。
過去に医師からこう言われたことがあります。
“絶対に相撲のように前から衝撃を加えたり、後ろからぶつかられたりしないで下さい。”
その医師いわく、その衝撃で腰の骨が歪んだりしたら最悪の場合は車いす生活になる、とのことでした。
ただこれはあくまで僕のケースの場合であって、“一般的な腰痛” ではここまで神経質になる必要はありません。
「ドーン!」というレベルの強い衝撃は避けつつ、日常を送っていれば大きな問題はないでしょう。
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「まだ若いんだから」

最後に紹介したいのがこちらです。
「まだ若いんだから…」
これを最後に持ってきたのには1つの理由があります。
それは、上記で紹介した6個のNGワード全てに適応できてしまうからです。
以下を参考に恐怖を味わってください。
☑ 恐怖の「まだ若いんだから…」
- まだ若いんだから、荷物持てるでしょ?
- まだ若いんだから、立っていなさい
- まだ若いんだから、運動できるでしょ?
確かにこの記事を書いている今現在、僕はまだ20代前半です。
ただし、1つだけ言わせて下さい。
✔ だから何ですか
飛車角落ちです
ご老体からのこの言葉は、はっきり言って暴力です。
確かに諸々の面ではこちらの方が丈夫かもしれません。ただし、腰の悪さに関してはこちらだって札付きです。負けてはいられません。
何をこんな感情的になって記事を書いているかと言うと、それには理由があります。
それを言われると僕たちは何も言えなくなるからです。
腰が悪いと伝えても「こっちだって悪いわよ」と言わんばかりの勢いですでに王手。
どれだけ強固な穴熊で守りを固めても、「若いんだから」の一言で僕の敗北が決定します。
なのでどうか、こちらの小さな「歩み」を見てご理解下さい。
年配者が近くにいる時は油断せず、飛車角落ちのつもりで身構えていなければいけないのが腰痛持ちの最大の難点とも言えるでしょう。
まとめ

以上、プロ腰痛師である僕が過去に考えさせられたフレーズ集でしたが、実はこれ全て「日常的・当たり前」なものなのです。
冒頭でも触れたように「結局どうすれば良いの?」という事ですが、こうです。
✔ 理解しなくてOK! ただ受け入れて下さい
今回の記事はほとんどの方にとっては大げさです。理由は、僕の腰の容態が極めて悪いせいで僕自身が少し神経質だからです。
とはいえ、もし周りに腰痛で困っている人がいた時には「こんな風に思っているのかな」と参考にしていただけると嬉しいです。
また実際に腰痛で苦しんでいる方のために、僕が実際に使って効果が大きかった7つのグッズを以下で紹介しています。
是非そちらもご覧ください。