賢い暮らし、自由な働き|Written by J.S.Noah
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【悲報】”留学すれば英語が伸びる” は迷信!【徹底解説】

グローバルスキル 英語

”「ノアは留学したから英語ペラペラだよね。」
「俺も若い時に海外留学すれば英語喋れたのに。」”

過去に僕はこんな事をたくさんの人から言われました。そして現に、1年間のニュージーランド留学を終えた17歳の時には英検準1級を取得していました。

ざっくりとした話ですが、当時僕が受けたTOEICの過去問の点数は740点で、以下のデータにも似たような記述があります。

資料作成:(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会

しかし一方で、同じ時期に同じ期間留学をした僕の友達(I君)は、1年間を通してほぼ全くと言っていいほど、英語力が伸びませんでした。

今回はそんな対照的な2人の留学生活を3点にまとめて、徹底解説します。





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① 読んだ人 VS 読まなかった人

まず第一に大きく違う点は、どれだけ英語の本を読んだか、です。
最近日本のテレビを見ていると、こういうシーンを目にします。

アメリカ人は決して “My name is 〇〇.” といった表現はしません。これは現代の日本人が「拙者の名は〇〇なり。」と言っているのと同じで、古い表現です。日本にある参考書にはいまだにこういった古い表現が多く残っています。


上記のような発言を聞いて、多くの日本人が ”日本に売っている参考書は参考にならない。” といった印象を受けているでしょう。
しかし、僕はニュージーランドでも、ロサンゼルスでも、ネイティブの人が “My name is 〇〇.” と自己紹介をしているシーンを見かけました。

確かに日本の教育機関での英文法の教え方は少々頭ごなしな感じはあります。
現にそのために多くの人が「中高で勉強したけど、英語なんてさっぱり」という人が多いのは事実です。

しかし、英文法とはいわば基礎中の基礎。ある程度の会話なら基礎無しでも成立しますが、留学をするとなると話は別です。


ズバリ、I君と僕とで大きく違った点は、どれだけ基礎文法の参考書を読みこんだかです。誰も泥沼の上に家を建てたりしませんよね。しっかりとした地盤、整えられた基盤の上に建てますね。

※僕はもともと大の文法嫌いです。そんな僕がどんな方法で文法を学んだのかはまた別の記事にまとめますね。


英文法を軽んじた英会話はいわば、泥沼の上に建てられた家のようなものです。その家は数週間は持っても、すぐに崩れてしまいます。

とはいえ難しく考えなくて全然OKです。とても簡単なものから順番にやっていくと、少しずつ慣れていきますよ。

② 喋った人 VS 喋らなかった人

英語を話しながら生活を送るのは、留学中の大きな醍醐味ですね。ホストファミリー、学校の友達や先生、職場の同僚、全て関わる人間が外人だったら、そりゃ嫌でも英語は伸びる!なんて風に考えてませんか?僕は考えていました。

でも留学の現実は、身の回りに溢れる日本人、思うように英語が伸びずに落ち込む自分、ホームシックでやる気もなくす日々…


今回はあえてI君を悪い代表例のように使いまわします、ごめんね、今度ラーメンおごるからね。
I君を含む多くの留学生の(ある意味)敵となるのは、現地でできる日本人の繋がりです。その理由は、結局母国語である日本語で話せるのがとても安心で、落ち着くからです。


ここで強調したいのが、バランスです。
僕は日本人との繋がりを絶ったわけではありません。それは、特にその場に長く滞在している人から得られる情報は留学生活においてカギになるからです。

しかし、そこに安心して長引足りするのではなく、むしろそこで得た情報などをもとに ”日本人を巻き込んで” ネイティブの友達作りに励みました。このことに関してもまた別記事で詳しくまとめる予定ですが、少しネタバレをすると、自分が好きなこと・楽しい事に力を注ぐのがポイントです。

辛いことも苦しいことも我慢して耐え抜け!

人が成長するにはその道を通る他ないんだ!!

上記のようなお言葉、僕は全く否定しません。一理あると思うからです。ただし、僕は通っている道の先に楽しさや希望の見えない道を歩いていると感じたら、すぐに別の道を歩くようにしています。

僕は具体的に、ホストファミリーと毎日、少なくとも1時間以上の会話を持つようにしていました。特別話すことが好きではありませんが、1年共に過ごす “家族” と仲良くなりたかったから、それだけの理由ですが、今ではおかげさまで「アメリカで生まれ育ったの?」とアメリカ人に言わることもあるレベルまで英語力を伸ばすことができましたよ。

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③ 楽しんだ人 VS 楽しまなかった人

最後のポイントはズバリ「留学生活が楽しいかどうか」という、ある意味では本質的なものです。

  • 始めて接する外国人と話せて楽しい!
  • 英語で自分の話をしたら理解してもらえて嬉しい!
  • 海外で自分の趣味を楽しんだ!
  • 外人の彼氏 / 彼女ができた!
  • テレビで見るようなパーティに参加できた!
  • 一人で街を散歩して気分が良い!


僕がいつも留学に悩んでいる人に聞くのは、結局のところこれです。”楽しいな、嬉しいな、わくわくするな” という感情は、あなたにとって大きな活力です。そして極論、その源は何でも良いんです。

留学中に英語力を伸ばすチャンスは、そこら中に転がっています。そして、自信の有無に関わらず、好きなことを海外でやる時には、飛び込まなきゃいけないシチュエーションもあるでしょう。そんな時、自信がなくても大丈夫。皆、周りの人は大概良い人ばかりです。笑

そんな状況の時に支えてくれる現地の友達がいるなんてことを想像してみて下さい。嬉しいったらないですよね。楽しめない時は、できない自分を受け入れてあげて下さい。そうすると、少しずつチャレンジできるようになります。

まとめ

最後に、I君が以前こんな事を言っていたので紹介して終わりますね。

留学から帰ってきて1つ気が付いた。

俺日本人の友達が増えて、日本語上達して帰国したわ。

僕がチャレンジしたのは以下の3つだけです。

留学で試すべき3点

  1. “This is a pen.” 並みの文法から読んでいった
  2. ホストファミリーと雑談した
  3. 散歩したり好きなことをして楽しんだ

この3つを1年間続け、帰国後すぐに英検準1級に合格しました。大切なポイントは2つ。難しく考えないこと、そして焦らないことです。テストの点数はあくまで目安です。楽しい留学生活を過ごせば、それだけでも良いんです。

また詳しい内容については別記事にまとめますね。